1．運営方針
将来の変化を予測することが困難な現代社会において、子供たちには自ら考え、生き抜いていく力を培わせていく必要があります。そのために、私たち大人が子供たちに何を教え、伝えていかなければならないかを学び合い、実践していかなければならないと考えています。
同時に、生き抜いていく力を子供たち自身に培わせていくためには、学校だけではなく、社会全体（地域）で子供を育てていくことが有効です。私たちには、保護者と先生方で組織しているＰＴＡの強みを活かして、地域連携の潤滑油となり、子育て環境の充実を図る先導役を果たしていくことが求められています。
2．年間スローガン
「学びを実践へ！」
～ 大人が協力し、子供たちの教育環境充実を図ろう ～
3．重点活動事項
(1) ＰＴＡの活動に理解と協力が広がるようなＰＴＡの組織運営について支援する。
ア 各市町教育委員会との連携を促すため、各市町における教育懇談会の開催を提案し、子供たちの教育環境の充実を計る。
イ ＰＴＡの意義や活動、組織、運営に役立つ情報提供をする。
ウ 各郡市町のＰＴＡ活動の活性化を図るため、求めに応じて各郡市町における単位ＰＴＡ会長研修会等に、講師を派遣する。
(2) 各単位ＰＴＡが抱えている諸問題や課題を理解し、ＰＴＡの組織運営について検討を図る。
ア 長崎県ＰＴＡ連合会を組織する各郡市町ＰＴＡ連合会間の情報の共有と連携強化を図る。
イ 現状のＰＴＡの諸問題の解決を図るために、会長研修会等での学びの場を提供する。
ウ 専門委員会の改廃により、女性リーダーの育成に努める。
(3) 令和６年１０月２６日、２７日開催予定の九Ｐ長崎大会の成功に向けて、実行委員会と各郡市町ＰＴＡ連合会との連携を図る。
4．活動事項
(1) 学校においては学校教育の当事者である学校との連携・協力を推進するとともに、地域においては地域住民としての社会教育の担い手となるべく、会員研修の充実を図り、家庭教育力の質の向上に努める。家庭においては、望ましい親子関係を築き、心豊かでたくましい子供を育成する。
ア 話合い活動、単位ＰＴＡ研修会の推進
・行政と連携してながさきファミリープログラムを活用し、家庭教育の問題解決や学びとなる話し合い活動を普及する。
イ 三行詩作りの推進
・家族ぐるみで三行詩作りを推進することにより、望ましい親子関係を築き、家庭教育力の質の向上に努める。（令和５年度小中一般の部応募作品数は 計2,102作品）
ウ 家庭における基本的生活習慣の確立
・早寝・早起き・朝ご飯、家庭学習時間の確保など規則正しい生活リズムの定着に努める。
エ 長崎県ココロねっこ運動の推進
・あいさつなど、礼儀正しく善悪の判断のできる子供の育成に努める。
オ ＩＣＴ教育の実施に伴う諸問題への対応を教育委員会と共に解決するよう努める。
・子供の通信メディア使用に関する情報提供と、保護者として責任をもてるメディアリテラシーの習得を推進する。
・通信メディアに関する家庭のルールづくりを推進する。
(2) 各郡市町ＰＴＡ連合会の組織活動を支援し、全県的な連携、融和を強化して教育環境の整備に取り組む。
ア 組織運営の課題解決への取組
・今後の県Ｐ研究大会の在り方について検討し、持続可能な研修活動について方向性を示す。また、研究大会マニュアルの内容の更新・充実に努め、各郡市町Ｐ連の研究・研修会の発展・充実を支援する。
イ 行政その他の団体と連携した教育環境の向上への取組
・教育行政や関係団体との懇談会や各種会議を通し、保護者の代表として教育の諸問題の解決に努めるとともに提言を行い、教育環境の改善を図る。
(3) いじめの根絶、不登校児童生徒への対応について会員が正しく理解し、保護者・子供ともに人権尊重に努める。
ア いじめ防止標語コンテストへの参加ＰＴＡが増えるように努める。（令和５年度は参加232単位ＰＴＡ 23,802作品）
イ いじめについての保護者・子供の相談窓口を周知するように努める。
ウ 不登校についての保護者支援を行政と協力して検討する。
(4) 家庭・学校・地域との協働をさらに進め、三者一体となって子供の健全育成と学力向上に努める。
(5) 日本ＰＴＡ全国協議会、九州ブロックＰＴＡ協議会と連携し、その構成員として教育問題の解決に努める。
(6) 国際化時代に対応する、国際性豊かな子供の育成に努める。
